第33回 自分達のおかれた状況

 

今回は自分達がどのような状況に置かれているのかを再確認しようと思います。

まーったくスキーの技術とは関係ないです。

むしろ精神論に近いです。

一応管理人の考えていることなので・・・

 

まず、本来ならば冬合宿でみんなに配布する予定だった雪トレからのお手紙より・・・

『それぞれが自分達は「体育会スキークラブ」なんだと言う意識を持ちましょう。』

これがどう言う意味かわかるでしょうか?

管理人は「サークル」と「クラブ」で差別することは好きではありません。

でも、「クラブ」である限り、常に勝利を求められているのです。

汚い話ですが、大学はそのために多額の活動費をくれているわけです。

そのためにはオールはもちろん、対外試合でも勝たなければなりません。

果たしてそのような意識を持ってスキーをしている人が何人いるでしょうか?

きっとみんな「自分はスキー初心者だから仕方ない」と思って滑っていることでしょう。

しかし、そんなのは周りから見れば「ふがいないクラブ」だと言われるだけでしょう。

 

全員が爆発的にうまくなければ、どうやって戦えばよいのでしょう?

それは簡単です。

みんながみんな少しずつ貢献すればいいのです。

いきなり優勝できなくても、幸いスキーは多くの人にポイントが与えられます。

みんなが少しずつでもポイントを積み重ねれば、多くのポイントを獲得できます。

学年は関係ありません。

全員が「クラブ」の一員として、「クラブ」に貢献しなければならないのです。

 

それではどうやって上達すればいいのでしょうか?

それは身近な目標を見つけることです。

ローカスならローカス、他チームなら他チームで、

自分の目標となる選手を目指すのです。

その選手は自分よりレベルの少し高い選手を選ぶとよいでしょう。

そしてその選手と自分とで何が違うのかを探してみてください。

自分よりいつも速い選手は、自分には足りない何かを持っているから速いわけです。

その何かを見つけて自分のものにできれば、その選手と同じレベルに到達することができます。

 

これが「見る目」なんです。

見る目を持った人は、本当にすぐにうまくなります。

自分とうまい人の差を目で見て感じ取り、すぐに実行できる人はうまくなるのも早いです。

管理人が常に言っている「見る目」を養うと言うのは、

実はいろんな理由を含んでいたのがわかってもらえたでしょうか?

周りの人にアドバイスできる力をそれぞれが持つのも当然ですが、

それ以上に自分の上達に使えるわけです。

 

管理人はワールドカップのビデオをよく見ます。

そして自分のビデオも細部までくまなく見ます。

そして何が足りないのかを必死に探します。

ビデオミーティングやアドバイスで言われることは自分の欠点の大まかな部分だけです。

例えば肩のラインが下がっているとか、後傾だとか・・・

実際大切なのはなぜ肩のラインが下がってしまったのが、後傾になってしまったのかと言うことなのです。

その時の自分の気持ちはビデオには現れないし、

自分の感覚も自分にしかわかりません。

感覚と実際のギャップを埋める作業は、他人からのアドバイスだけでは完成しないのです。

 

自分の甘さがわかるでしょうか?

スキーに対して本気でやれていたでしょうか?

これくらいやらなければキャリアの違う奴らに勝てるわけがありません。

 

管理人の頭の中にあるのは、高校からやってた奴に負けないって言うことです。

雑草魂みたいなもんですが、管理人はエリートに負けるのが大嫌いです。

と言うより負けること自体が大嫌いです。

もっと高いところに最終目標を置きましょう。

身近な目標も大切ですが、目指すべきものはもっと高いところであっていいはずです。

全員にその素質があるわけですから。

 

管理人はローカスの中で負ける気はさらさらありません。

ただの1本もタイムで負けません。

そのつもりでやっています。

全員まとめてかかって来い!

と思っているわけです。

本合宿が今から楽しみです。

誰か管理人を打ち負かすやつは出ないかと。

まあ、負ける気はさらさらないんですが・・・

 

 

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