第34回 体のケア

 

久しぶりの更新は体のケアについてです。

みんな合宿はもちろんのこと普段のトレーニングから体のケアはしっかりしていますか?

ここで言う体のケアとはケガを防ぐと言うことです。

ケガをしないための体を作るトレーニングでケガをしてしまっては意味がありません。

 

ではまず簡単なケアから。

最も簡単な体のケアとはストレッチです。

たかがストレッチとバカにしてはいけません。

ストレッチこそが体を作る上で最も基本的なトレーニングとなるのです。

 

筋肉が付くとはどういうことか知っていますか?

筋肉が付くのは超回復と言う現象によって起きるのです。

筋肉は使うことによって痛めつけられます。

そして筋肉を構成する筋繊維が切れてしまいます。

この切れてしまう量が増えると筋肉が炎症を起こして痛みが出ます。

これが筋肉痛です。

人間の体には自然治癒力が備わっているので、痛めつけられた筋肉、

つまり切れてしまった筋繊維は自然と回復します。

このとき、人間の体は再び同じ部分が切れないように、

前よりも太い筋繊維にして再生してくれるのです。

これが超回復という現象です。

当然太くなった筋繊維は前よりも強い力を発揮できます。

 

この超回復という現象は実は筋肉がしっかりほぐれていないと起こらないのです。

筋肉は使えば使うほど収縮します。

そして収縮した筋肉はかたくなってしまいます。

それを元のほぐれた状態に戻してあげるのがストレッチです。

つまり、しっかりストレッチをしないと痛みがなかなか引かないばかりか、

筋肉の再生にまで影響が出てしまうのです。

当然トレーニングをしたら、滑り終わったら、体に特に異常が無くてもストレッチをしましょう。

ストレッチは運動後に行うのはもちろん、お風呂に入って体を温めてから行うと効果的です。

お風呂に入ると筋肉がほぐれやすくなり、効果的にストレッチをすることができます。

管理人の場合はお風呂からあがったら最低でも15分以上は布団の上でストレッチをします。

特にトレーニング後や合宿中などは欠かせません。

 

ストレッチをする時に併せて行うとよいのがマッサージです。

マッサージはたまった乳酸を履き出すのを助けます。

マッサージのし過ぎは筋肉を傷めてしまい逆効果ですので注意してください。

マッサージは心臓に向かって筋肉をなでるように行います。

あまり強くやってはいけません。

そしてもむのもあまり良い方法とは言えません。

ボールなどを筋肉にあてて、同様に心臓に向かって転がすのも効果的です。

ただ、あくまでストレッチの補助的な効果しかないので、ストレッチと併せて行うようにしましょう。

 

もうひとつお風呂の中で行える体のケアとして、冷やすと言うことがあります。

やり方は単純で、ただひたすらに冷水に浸すだけです。

これはマシントレーニングなどの強度の強いトレーニングを行った後に行うと効果的です。

強度の強いトレーニングをすれば、筋繊維が切れて筋肉痛を引き起こします。

筋肉痛は筋肉で起きている炎症です。

だから冷やしてやることでその痛みを軽減することができます。

痛みが出る前の状態でも、冷やすことで、起こる筋肉痛の痛みが軽減します。

 

ストレッチとマッサージはお風呂の中でやってはいけません。

お風呂の中では筋肉があたためられて柔らかくなります。

その状態でストレッチやマッサージを行ってしまうと、逆に筋繊維が切れてしまうのです。

これでは逆効果になってしまいます。

お風呂の中ではとにかくゆっくりとリラックスすることを心がけ、

お風呂から出てからしっかりストレッチとマッサージをするようにしましょう。

 

それでも筋肉痛になってしまったら、マッサージは控えるようにしましょう。

筋肉痛の状態でのマッサージは炎症を大きくしてしまいます。

ストレッチについては自分で判断してするかしないかを決めるといいと思います。

筋肉痛の時は冷やすだけでも痛みをかなり軽減できます。

 

まあ簡単ですがこんな感じで体のケアを管理人はしています。

これだけでも本当に驚くほど体は楽になります。

いつも良い状態でトレーニングしたりスキーしたりできるように、

普段から体のケアを怠らないようにしましょう。

ケガを防ぐのはもちろん、効果的にトレーニングをする上でもとても大切なことです。

そして体の調子がおかしい時は無理をしないことがケガ防止の秘訣だと思います。

 

 

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