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第16回 荷重のイメージ

 

今回は荷重のイメージについて考えてみます。

一言で荷重と言っても、実にたくさんの荷重の方法、

イメージが存在するのを知っているでしょうか?

それらの中からいくつか紹介しようと思います。

 

荷重の絶対的なポイントは、板に対して垂直に力をかけるということです。

それは、スキー板のしなりが発生した時に、

そのしなりをまっすぐに受け止めることのできる方向に力が働かないと、

充分なしなりを作り出せず、また作ってもうまくその力を利用できないからです。

スキー板が素早くターンを抜け出すにはしなりが絶対に必要なので、

この荷重する方向と言うのがどれだけ大切かがわかると思います。

視覚的にわかるのは、真正面から見て膝が左右に曲がってしまていないかと言うことです。

スキー板に垂直に力をかけるのであれば、

脚は真正面から見てまっすぐであるはずです。

 

基本的にはこの部分をおさえておけばあとは自分で工夫すれば・・・

と言うのもなんなんで、管理人が今まで経験したことを書いておきます。

 

管理人は去年から自分の力で圧をかけようとすることを一部でやめました。

カービングスキーの特性上、スキーを傾けてあげれば自然とスキーは回転するからです。

自分から力をかけないのにはまだ理由があって、

自分から力をかけてしまうとオーバープレッシャーになりやすく、

スキーがターン中に横ずれしてしまうことが多くなるのです。

ここでポイントとなるのは、どこまで荷重したら板が圧に耐えられなくなるのかということです。

自分から圧をかけずに、傾けたことによってたまる圧だけを使うのであれば、

絶対にオーバープレッシャーになることはありません。

このように、自然にたまってくる力を外力、

自分から働きかける力を内力と言います。

用語集にはありませんが、よく使われる言葉なので覚えておくとよいでしょう。

 

さて、もうひとつ自分の力を使わなくなったのには理由があります。

それは、自分の力で圧をかけようとすると、どうしても後傾になりやすいのです。

圧をかけようとする動作は、本来体重を乗せてやるだけで済むはずなのですが、

人間の意識の中には重心を低くするというのが入ってしまうため、

どうしても後傾になりやすくなるのです。

重心が低くなると、本来足首の関節をまげて重心を低くするべきところを、

膝を曲げることによって重心を低くしてしまいがちなのです。

膝を曲げてしまうと、どうしてもお尻の位置が後ろに引けてしまい、

結果として後傾であると言われてしまうのです。

多分後傾と言われ、さらにもっと外足に体重を乗せろと言われている人で、

自分の中では100%外足に乗っていると思っている人は、

この悪循環に陥っている可能性が高いです。

膝を曲げてしまうのは体重をかけていることにならないのです。

膝が曲がってしまうよりは、膝を伸ばして外力を使う方が効率が良くなります。

 

それでは内力を完全に使っていないのか?と言われると、答えはNOです。

内力を使うのは、緩斜面や滑り出しなど、スピードの次元が低い時に使います。

スキーが横ずれを起こすのは、遠心力にスキーの雪面への食いつきが負けてしまう時です。

遠心力は速度に応じて強くなるので、速度が遅ければ遠心力は少ないのです。

つまり、スピードが遅ければ内力を使ってもスキーは横ずれを起こしません。

 

さらに、スピードが遅く遠心力の影響が少ないと、

ターンの内側に重心を落とし込むことができません。

これは直感的にもわかることだと思います。

ターンの内側に重心を落とし込めないと言うことは、

スキーの傾きをうまく作ることができないのです。

スキーに傾きが生まれないと、当然外力は得にくくなり、

スキーのたわみを外力だけで引き出すことは難しくなります。

そこで内力を使うことでスキーのたわみを作り出してあげるのです。

 

管理人は実際にスラロームではこのような意識を非常に高く持って滑っています。

管理人の岩岳のスラロームの動画を見ればわかると思いますが、

ゴール付近の緩斜面では内力を使って滑っているのがわかると思います。

 

さて、荷重のイメージについて書いてきましたが、

管理人の荷重のイメージはつかめたでしょうか?

当然自分の好みによって滑りは変わってくると思いますが、

内力と外力のバランスに注目してみると、意外と新しい発見があるかもしれません。

 

荷重の話はもう少しあるのですが、長くなりすぎたので次回に回そうかと思います。

と言うわけで次回は荷重の第2回と言うことで、

ターンの局面における荷重をテーマに考えてみます。

 

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